FXの取引手法とトレード手法
FXのトレードにはいくつかの手法があり、どのように取引を行うかによって利益を上げることができるかが変わってきます。
代表的な取引手法やトレード手法をご紹介いたしますので、自分に合ったトレード手法を見つけてみましょう。
■順張りと逆張り
FXの取引で相場の流れをとらえ、その流れにあわせて適切な手法でトレードを行うことが重要です。
相場には一定の幅値で推移する「レンジ相場」と一方の方向に値を伸ばす「トレンド相場」の2種があります。
一般的に利益を出しやすく、どのような手法で取引を行うにしても避けられないとされているのが「トレンド相場」です。
このトレンド相場に対してどのように取引を行うか、その手法は「順張り」と「逆張り」の2つに大きく分けられます。
・順張り
相場のトレンドに合わせる取引手法
順張りはトレンドの発生時〜初期・中期に、トレンドが発生している方向にエントリーを行います。
トレンドの波にうまく乗ることができれば利益を伸ばせるため、比較的安心してエントリーすることができます。
一方で、トレンドの発生を匂わせた後に逆行する”ダマシ”や、反転後の大きな逆行に飲まれる恐れがあるなどの警戒すべき点があります。
・逆張り
相場のトレンドに逆らう取引手法
逆張りはトレンドの末期〜終了時にトレンドが発生している方向と逆方向にエントリーを行います。
トレンド発生後は反転し大きく逆行することも少なくなく、逆張りはトレンドの終わりを見極めてることで、トレンド終了後の大きな反転の値幅を取ることができます。
一方で、エントリー後もトレンドが継続してしまったり、レンジ相場へ移行たりして大きな値幅が発生しないことで利益が少ない、損失が発生するということもあります。
■FXのトレード手法
大きく4つに分類されるFXのトレード手法をご紹介します。
自分に合った取引手法、得意な取引手法を見つけることができればと思います。
・スキャルピング
スキャルピングは短時間に何度も売買を繰り返す手法です。
数秒から数分の短時間で小さい利益を積み重ねることで最終的に大きな利益を狙います。
1度のトレードでは小さな利益もしくは損失ですが、勝率を高めることができればトータルで大きく勝ち越すことができます。
しかし、相場を常にチェックしている必要があります。
初心者にとってはいつ売買をするのかトレードのタイミングの見極めが非常に難しいと言えます。
・デイトレード
デイトレードは数十分~1日の間で売買を行う手法です。
スキャルピングより長い期間ポジションを保有し続けますがポジションの日またぎはしません。
1回のトレードの利益は比較的大きくしながら日またぎのリスクをなくし、比較的安心してトレードを行うことができます。
・スイングトレード
スイングトレードは2日~5日の間で売買を行う手法です。
期間はデイトレードよりも長い期間で、一度に狙える利益も大きくなります。
また、スキャルピングやデイトレードと比べると相場に張り付いておく必要がありません。
なかなか時間を取れない方や兼業で取引される方におすすめです。
しかし、狙える利益が大きくなる半面、損失が発生する場合も大きくなる場合があります。
・ポジショントレード
ポジショントレードは1週間以上の間で売買を行う手法です。
期間は最も長く、年単位でのトレードも視野に入れたものも含みます。
取引機会は少なくなりますが、1度に狙える利益はかなり大きいものになります。
エントリー前に十分な分析を行う必要があるため、初心者にはハードルが高いものとなりますが、短期での売買や相場の動きにストレスを感じにくいというメリットもあります。